2006年6月29日木曜日

論文のレトリック

 
アマゾンで注文しておいた『論文のレトリック』が届きました。
新品で買うと(文庫本のくせに)結構高価なものなので、中古で300円で買ったんです。ちなみに本来の価格は1200円くらいします。

この本を買ったのは、先日の山口大学医学部編入試験での自分の文章のまとめ方&表現力の限界を感じてしまったので、以前から気になっていたこの本を読んで少しでもレベルアップしようと思ったからなんです。

この講談社学術文庫からは他にも論文を書く際に参考にできるような本が出ていますが、それらを比較検討してみた結果、この『論文のレトリック』が一番分かりやすくまとめてあると思います。実際に、この本のサブタイトルに「分かりやすいまとめ方」とあるので、まさに有言実行しているものなんです。

しかし、文章自体はこれでうまくなるかもしれないけれど、肝心の中身も内容のあるものに仕上げていかなければならない。それにはやはり、常に「なぜ?」と自問していくことが必要だろうな…と思う。

例えば、この本というメディアが誕生したのはなぜなのか?
なぜ人は本を書くのか?
それはその人が自分の考えを誰かに伝えたいためなのか?
自分の考えの記録をきちんとした形で残したいためなのか?
前者であれば、それは新聞や広告の延長線上としての書物ができあがり、校舎であれば日記の延長線上としての書物ができあがる。

だとすると、人は大きく分けて2つの理由で本を書くということになる。しかし、ここでまた「なぜ?」が出てくる。
なぜ人は自分の考えを他人に伝えたいのか?
なぜ人は自分の考えを残したいのか?
という感じで、延々と自問は続いていく。そのうち、真理に近づいていくのかもしれないけれど、何よりも大切なのはその過程だと思うんです。
目の前のことをすべて鵜呑みにしてしまうと、人間はもはや考える葦ではなくなる。当然と思えることでも、視点を変えてみることで新しい何かを見つけることができるはず。

考える葦であり続けるのは、それなりに努力が必要なんだと思う。 Posted by Picasa

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