2006年7月4日火曜日

落ちこぼれ高校から難関大学へ入学 メキシコ系の女子高生

アメリカンドリームは今でも健在だ。

livedoor ニュース - 落ちこぼれ高校から難関大学へ入学 メキシコ系の女子高生

LA南部にあるフレモントという町の名は知っている。でも、そこへは行ったことはない。
犯罪都市ロスアンゼルスなんて、かつては新聞やテレビで散々言われたけれど、実際に住んでみると「どこが犯罪都市だ!?東京の方がよっぽど犯罪都市だ!」なんて思った。

しかし、LAのダウンタウンなんかに行ったりすると、見るからに恐い場所は存在する。特に日本人街で著名なリトル・トーキョーの近辺はかなりヤバイ。だから、LAに5年住んでいて、リトル・トーキョーに行ったのは片手で数えるくらいしか行ってない。それに、用があんまりなかったし…。

さて、ポイントはLAの話ではなくて、アメリカンドリームの話。
アメリカで柄の悪い地域にある学校は、本当に柄が悪い。どうしようもなく悪い。
そして、そういった地域は決まって貧しいところだ。そして、ギャングが街のあちこちをウロウロしている。
そこで暮らしていくことはまさにサバイバルであり、それは大人にとっても子供にとっても違いはない。
そこで生まれついた人間にとって、生き方の選択肢は限られている。
エミネムの主演した『8Miles』にもあるように、日雇い仕事でその日その日を生き延びていくか、ギャングのメンバーになりギャング同士の抗争で銃の前に倒れるか、ドラッグディーラーなんかになって金をドラッグ中毒者から搾取していき警察の御用になるか、自分の可能性を信じて一発大穴を当てるか…。

エミネムは日常の鬱憤をラップという表現方法で晴らしていく中で、その才能Dr.ドレに見出された。
エミネムのその辺のハングリーな気持ちは名曲『Lose yourself』に表れている。

「掃き溜めのような場所から脱出する」というニュアンスで言えば、このニュースの女の子も同じだ。
「こんな街で終わりたくない」という思いが彼女にあったのかは分からないけれども、UCバークリーに入れる学力というのは半端ではない。上位レベルのさらに上位者がUCバークリーなんだから。そういえば、私の友人にもUCバークリーに行った人がいたっけ。彼はベトナムのいわゆるボートピープルの家族出身であり、彼と彼の妹はドイツの里親に育てられることとなる。『生きる』という意味の根本が、すべてが揃っている日本人のそれと異なっているんだろう。

UCバークリーに入学した女の子の兄や姉も優秀なカリフォルニアの大学に進学している。
その学力の基礎を作ったのは、彼らの両親による励ましであったに違いない。
海外でも日本でも、子供の幸せを思う親の気持ちは同じだ。
日本の場合、少しでもいい大学に入学させて、いい会社に入れるように教育に金を注ぎ込む。
「そんなにして家計は大丈夫なの?」
と思わずにいられないほど教育に投資する。子供にはちゃんとした教育と食事をさせ、親たちはカップ麺なんかを食べて凌いでる。
UCバークリーに進んだ女の子の家庭も例外ではないだろう。
でも、彼女らには塾に行くお金もなく、家計を支えるためにアルバイトなんかもしていたかもしれない。
そういう底力のある人は、やがて必ず報われる。
大学に行くお金がないという不安を取り除くために、大学側はそういう優秀な人材には惜しみなく奨学金を提供する。私がアメリカで暮らしていて、一番勉強をしやすいと思ったのはそこだった。

私自身、勉学だけでなくボランティア活動やクラブ活動を結構やったおかげで、いくらか奨学金をもらったこともあった。あのときは本当に嬉しかった。自分の努力が目に見える形で報われたと実感した。
日本でもそんなふうに優秀な人材には惜しみなく援助をしていく土壌が欲しいな、とつくづく思う。

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