2006年11月19日日曜日

フィリピンで犬にかまれた狂犬病患者が死亡

フィリピンで犬にかまれた狂犬病患者が死亡


狂犬病を完全に撲滅している日本では考えられないことですが、
日本のように狂犬病を撲滅できている国の方が実は特異なのです
狂犬病の撲滅に成功している国や地域は、ほんとうに数える程度しかなく、世界では毎年50,000人近くの人々がこの狂犬病ウィルスにより命を落としています
したがって、世界ではまだ狂犬病は日常生活の中に潜む危険のひとつなんですね。

さて、この狂犬病患者(男性)はフィリピンで狂犬病に冒されている犬に噛まれたのでしょう。
そして、日本に帰国後、風邪の症状を訴えて病院で検査してもらった結果、水を怖がる症状(恐水症)などの狂犬病特有の症状を示したので、そのまま入院。
その後、人工心肺に切り替えるなど、かなり様態は悪化し、17日にはそのまま帰らぬ人となってしまった…

ということのようです。

子供の頃に『ブラックジャック』を読んで狂犬病のことは知りましたが、実際に狂犬病にかかった人というのは見たことがありません。
そもそも、狂犬病にかかったということが判明した時点で、伝染病なので即隔離になってしまうのでしょうけど…。
そして、そのウィルスを持っている動物は即刻処分されてしまいます。
狂犬病のウィルスというのは非常に弱いウィルスで、噛まれた箇所を石鹸水やエタノールで徹底的に消毒することで、ほぼ大半のウィルスは死滅するそうです。そして、ワクチンを打ってしまえばOKなのですが、処置が遅れてしまい発症してしまうと厄介です…否、厄介というよりも大変です。

なぜなら、狂犬病を発症後の致死率はほぼ100%で治療法はない、ということだからです。
つまり、発病してしまったら助かる見込みはないということなのです。
しかし、『ブラックジャック』の中で狂犬病を発病していた少年は恐水症を示し、かなり病気が進行していたようだったのですが、私の知識が間違っているのでしょうか…。まぁ、そんな細かいことは大したことではないでしょう。

亡くなってしまった男性の方のご冥福を祈ります。
そして、今回の件による狂犬病の蔓延というのはありえないそうです。
日本の衛生管理の行き届いていることの現れでしょう。
しかし、冒頭でも触れましたが、狂犬病を撲滅できている国や地域というのは本当にひと握りです。
そして、狂犬病と書いていても犬だけがかかる病気ではありません。もちろん、人間にもかかります。
猫、タヌキ、キツネ、アライグマ、スカンク、コウモリ等も狂犬病にかかることが知られています。
だから、外国に旅行に出掛けた際に自然界に生息する上記の動物たちを見つけても、可愛いからといってむやみに触ることは非常に危険なんです。

私も動物好きですから、目の前にアライグマとか出てきたらムツゴロウさんみたくなってしまうかもしれません…。
しかし、撫でたい気持ちを抑え、カメラにその姿を収めるだけにしておきます。
なんせ、伝染病ですからね、狂犬病は。鳥インフルエンザが蔓延していったスピードと広さを考えてみてください。
ものすごい勢いで国境を越えて蔓延していきましたよね。

幸い、鳥インフルエンザはヒトには感染しないので我々は生きていますが、狂犬病はそうはいきません。
自分の大切なペットから感染してしまう可能性大です。感染が明らかになった動物たちは即刻処理されることになります。
だから、外国でかわいい自然動物を見てもうかつに触らぬように。

ちなみに、私の母校UCLA にはリスがうじゃうじゃいまして、その可愛い容姿とは裏腹に驚異的なスピードで繁殖していました。
見た目はかわいいですがその態度がどうにも気に入らなかったので、私は一度も触れようとは思いませんでしたけどね。
もちろん、UCLA に行く方々、くれぐれもリスに触れないように。
ヤツらは意外と凶暴ですから。

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