2007年5月15日火曜日

赤ちゃんポストについて思うこと

世間で賛否両論の『赤ちゃんポスト』に3歳くらいの男児が置かれていたそうです。
しかも、それが運用が開始された10日だったそうです

元記事はこちら
親が育てられない新生児を匿名で預かる熊本市の慈恵病院(蓮田太二理事長)の「赤ちゃんポスト」の運用が始まった10日、3歳ぐらいの男児1人が病院側に預けられていたことが15日、わかった。熊本県警は、保護責任者遺棄罪に当たるかどうかを調べている。


私個人としては、『赤ちゃんポスト』の運用については賛成です。「安易な育児放棄を助長しかねない」というような声が運用開始以前からありますが、『赤ちゃんポスト』の運用理念をよく考えると、私は賛成せざるを得ません。

まず、すごく酷い例を考えてみます。

最近は芸能界でも(というか、芸能界の方が盛んなようですが)できちゃった婚が流行っていますが、ちゃんと「できちゃった」でも結婚するならいい。そうでない場合を考えたいのです。しかも、男が逃げてしまうケースを。

極端な話ですが、男性自身は自分が妊娠するわけではないので、女性が妊娠してしまったら逃げてしまう輩も中にはいます(本来あってはならないことですが…)。そして、たったひとりで出産という大仕事に立ち向かわなければならない女性が取れる選択肢は2つ。

出産か中絶。

中絶は女性の身体にも精神にもかなりの負担をかけてしまいます。
女性自身、この選択はできることならしたくないでしょう。さらに、宗教上の理由で中絶ができない人もいるに違いないでしょう。

そうなってくると、出産という選択肢を選ばざるを得ない女性がいます。
その選択肢を選んだ彼女たちにとって、本当に大変なのは出産ではなく、出産後の子育てになるでしょう。

こういった状況に置かれるのは、一般に低所得者層の10代女性たちではないかと思うのです。彼女らは自分1人でさえ日々の暮らしをやっていくことに精一杯なのに、そこに赤ん坊の世話まで入ってくると、彼女らの精神的負担を増やすことになるでしょう。その結果、精神的負担つまりストレスのはけ口が生まれたばかりの乳幼児に向かい、それが幼児虐待の始まりになるのです。

こうした悪循環を断つために、私は『赤ちゃんポスト』はあって然るべきものだと思うのです。


安倍首相は「親として責任を持って産むことが大切ではないか。匿名で子どもを置いていけるものをつくるのがいいのかどうか」とおっしゃったそうですが、それは現実を知らなさすぎるボンボンの発言のように私には聞こえます。

「匿名で子どもをおいていける」とかおっしゃってますが、それがあなたのいう『美しい国』ですか?

そんな道徳観を持たない人間のいない社会を作っていくことが、安倍首相のいう『美しい国』なのでは?

と私は問いたい。

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