2007年11月17日土曜日

激務で小児科勤務医減 「崩壊寸前」山口県の救急現場

今日はシリアスなネタをひとつ。

私の住む岡山県の隣の隣の県にあたる山口県の小児科救急が悲鳴を上げているという。

私がつい去年の今ごろまで医師志望だったことはすでに何回か書いていると思うけれど、こういう現状を突きつけられると「どうにかならないものか…」と思わずにはいられない。

私は大学で心理学を専攻し、特に発達障害について詳しく勉強していたから、小児科医になることを目指していた。でも、自分のような人間は特異であるらしく、多くの人は他の科の医師になることを希望しているらしい。

もちろん、小児科医になる人が少ないとはいえ、ちゃんと志を持って小児科医になろうとしている人はいる。

しかし、そういった喜ばしい傾向があるのは都市圏のみで、地方都市ではそのような傾向はあまりない。

そもそも、医師人口というもの自体が都会と地方とでは雲泥の差がある。

都会では医師の人口密度が非常に高く、それこそ他所の県と比較しなければ、医師の数は“増え過ぎている”と見ることができる。しかし、一旦、地方に目を移すとそれは幻想に過ぎないということが分かる。

山口県の小児科救急の現状を報告している新聞の記事に目を通すと、驚くべき事実が見えてくる。

(岩国市において)小児科医が常駐する二次救急の病院が近くにないうえ、県境をまたいだ広島県西部から周南市までの広域エリアを、常勤の小児科医六人でカバーする。

外来患者は一日六十~八十人。昨年度の救急外来は八千六百七十人で、うち時間外、休日診療が八割超だった。医師は当直や呼び出し待機で、月の三分の一以上の夜間を拘束されているという。

こうした過酷な状況でいながら、医療の質を落とすわけにはいかない。

そして、小児科に特有な現象がある。小児科救急の“コンビニ化”

昼間は仕事なので子供を病院に連れて行くことができないので、休日もしくは夜間診療で子供を病院に連れてくる。親としては子供の異常はとても心配になることだし、少しの熱でも診察に向かわせたい。しかし、そのような傾向が強く現れ過ぎて、現場で診察している小児科医はそれこそ過労死寸前なのである。それでも、人の命を預かる職業である以上、適当な診察をして楽をするわけにはいかない。

今回は山口県の状況が取り上げられているけれども、これは地方にとっては当たり前の状況なのである。
こうした状況が早急に改善されることを地方に住む人間としては、切に希望している。

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