2008年3月20日木曜日

書評:『本は10冊同時に読め!』

読書好きの自分だけど、どうしても他人の読書法というのも気になるところがある…。そんなわけで、この本を読みました。



サブタイトルに「本を読まない人はサルである!」とあるくらいだから、筆者の成毛眞氏の言葉は、本を読まない人に対してはすこぶる厳しい。まず、冒頭がすごく印象的。
あなたは、自分が「庶民的」だと意識しているだろうか。
今までは、「庶民的」という言葉はどちらかというと、いい意味で使われてきた。…(中略)…
今「庶民」でいる人は、何か行動を起こさないかぎり、確実に「庶民」以下の暮らしを強いられることになる。
この意見には、私も同意。かつては極端な貧富の差などなかった日本に、いままさに二極化の構造が生まれつつある。私は団塊ジュニアの世代ということもあり、親の世代とは異なる不運な時代を生きていることになる。団塊ジュニアの自分たちですら、かなり厳しい時代だと感じているのに、自分たちよりも若い世代がそう思わないはずがない(と思うのだが、どうだろう…?)。

では、どうやってこの厳しい時代を生き抜き、勝者としてのし上がっていくのか?成毛氏はこうきっぱりt答えている。
最初にはっきりといっておこう。みんなと同じような家に住み、みんなと同じ店に行って同じものを食べ、みんなと同じ場所に旅行する人は、いつまでたっても「庶民」である。「庶民」と同じことをしていたら「庶民」と同じ給料しかもらえないし、出世もできない。
もし「庶民」から脱したいのなら、今までのような「みんなと同じでいい」という考えを捨てるべきだ。みんながいく場所には行かず、みんなが食べるものは食べず、みんなが読む本は読まない。それを徹底すればいい。
この本の冒頭で、その結論をほとんど言ってしまっている。

とにかく他人と横並びなことをやっていては、一生「庶民」から脱することはできず、左下がりの給料で生活していくしかない…。

もちろん、私にはそんなつもりは毛頭ないので、これまで通り読書を続けていくつもりだ。
そこで、成毛氏ご推薦の読書法である、“10冊並行読書”が紹介される。これは別に特筆すべきものでもないけれど、まったくジャンルの異なる複数冊の本を読むということである。しかも、本は最初から最後まで一字一句残さず読むようなことはしない。

それは私も実践していることだけど、本に書かれてあることのすべてが大事なことではないから、一字一句読んでいく必要はない。さらっと読んで(読み飛ばしながら)いき、自分にとって大切だと思えるようなところに線を引くようにしている。成毛氏にすれば、それすら三流の読み方なのだけれど…。彼が説くのは、とにかくジャンルの異なる本をたくさん読み、様々な知識を身につけること。それに限る。

なぜ様々な知識を身につけることが必要なのかというと、大雑把に言ってビジネスエリートたちは忙しいくせによく本を読み、様々な知識を有している。彼らと対等に渡り合っていこうと思うなら、自分自身も彼らが有するような知識を持っていないと相手にすらされない。だからこそ、「庶民」から抜け出すには膨大な量の読書が必要。それに、流行に流されてばっかの読書なんてつまらないでしょう?ほんとに味気ないもんだと思います。
今、あなたは何歳だろうか?40代までに「庶民」から抜け出せないのなら、一生「庶民」だと考えた方がいい。
恐過ぎる一言。まだ30代前半だから余裕はあるよな…。でも、そんなことを言ってたら時間はあっちゅーまに過ぎていく。

医者になるところを無理矢理、家業を手伝わされたのだから、絶対にのし上がっちゃるけん!!



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