2008年3月22日土曜日

書評:『「崖っぷち会社」が生まれ変わった3つの方法』

本の帯に
あなたの会社が「衰退企業」でも、「地方の会社」でも、「弱小企業」でも…あきらめる必要は、ない!
とある。それを目にした途端、手に取らずにはいられなかった…。



この本のことはdankogaiさんのブログ、404 Blog Not Foundで知っていたのだけれど、やっぱり気になる。

ええい、気になるのなら読んでしまえ!!

ということで、早速読了。

たった3つの方法でそんなに会社が変わるものなのか!?といぶかしげに思われる方々もおられると思うが、実績を挙げている以上、この人の言っていることは(おそらく)正しい。

さて、気になるその3つの方法とは、
  1. ノウハウ
  2. コミュニティ
  3. ブランド
の3つ。

dankogaiさんも指摘しているけれど、この3つの中で最もクリティカルなものはノウハウに当たると思う。「ノウハウ」と書くと、いまひとつピンと来ないかもしれないけれど、要は会社の技術なんかをオープンソース化すること
ノウハウをオープンにすることは、お客さんに約束することだからです。
この発想ができるところなんか、著者である中山裕一朗氏が外資系ITベンチャーに企業にいた経験が生きている。ノウハウ(=技術)を公開することは、裏でコソコソわけの分かんないことをやっていませんよ、ということの宣言でもあるし、お客さんにとっても“安心の素”になる。

LinuxやFirefoxをはじめ、いまオープンソースは特異な存在ではなく、それが当たり前になってきている。しかも、無償でソースコードを紹介していることにより、腕に覚えのある技術者がこぞって、さらにいいものを作ろうとする。負の連鎖ならぬ、正の連鎖がそこにはある。

この哲学をITではないフィールドへの導入を試みようとしたときには、おそらく中山氏は猛烈な反対を食らっただろう。でも、彼はそれが「正しい」ことを知っているから、なんとしてもやらずにはいられない。本文中からもそのことが伺える。
私は「オープン・ソース」はIT産業だけに通用する考え方ではない、どんな業界でも、成熟・衰退産業にも通用すると感じていました。
うちの会社も次なる一手を考えているので、まずは技術のオープンソース化から始めようか。そして、なんとしても欲しいのはブランド力

おおっと、その前に「経営指針」をちゃんと作らなくちゃならないな。その中にもきちんとオープンソースの真髄を盛り込んでおこう。

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