2008年4月5日土曜日

書評:『佐藤可士和の超整理術』

整理術関連の書籍はたまに読むけれど、佐藤可士和氏の著書は「整理術=クリエイティブな作業」という切り口で執筆されている感じ。

そして、この著書は仕事の効率化だけなく、ブレスト(=Brain Storming)後のアイデアの絞り方に使えるはず。

佐藤可士和の超整理術佐藤可士和の超整理術
佐藤 可士和


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整理にせよ、仕事にせよ、まずそのものの本質を捉えることが大事。

P.33
商品の本質をきっちり捉えて効果的に表現してこそ、心に残るものを作ることができる。大切なのは自己表現じゃなく、どう人々に伝えるかーつまり、デザインやビジュアルの力を使って、本当に伝えたいことを相手に届けることではじめて、広告は機能するのだと自覚したのです。
本質を捉えていくためには、とにかく削っていくことが肝心なのではと個人的に思う。

その昔、私が大学でessayや論文を書かなければならないとき、私はいつも決まったプロセスで書いていた。ごく当たり前のものだと思うけれど、そのプロセスとはこんな感じ:

  1. ブレスト発動

  2. アウトライン作成(Thesis、つまり、言いたいことをはっきりさせる)

  3. 1st Draft: アウトラインに従って、できるだけたくさん書く(指定のページ数より2〜3ページ多く)

  4. 2nd〜Pre-final Drafts: 1st Draftから不要な文章を削り、関係代名詞(英語なので)などを使用し、すっきりとまとめられるものはまとめる

  5. Final Draft: 文章表現におかしなところがないか、ロジックに歪みがないか確認しながら校了


このスタイルが完成したのは、留学して2年目のことだった。
最初の1年はなるべきたくさんのペーパーバックを読み、何人もの作家の文章表現を自分のものにすることに費やした。つまり、1年目は純粋にコピーキャット。書くのもしゃべるのも、ひたすらコピー。何かを表現しようと思うなら、その表現方法のストックがなければ、まずお話にならない。そして、2年目。表現方法もそれなりにストックされた。あとはそれを上手に要所要所で使っていくだけ。

整理術からちょっと脱線してしまったけれど、私が上記のプロセスで論文を書いていくとき、最も重要なのはアウトラインの部分。特に、Thesisをビシッと決めなければ、あとが続かない。Thesisができたら、あとは導入の一文と結論の一文を作る。これで自分が書く文章の大まかな全体像ができる。始まりと終わりが決定すれば、あとは終わりに向かって文章を組み立てていくだけ。ゴールが定まっているのだから、論点があちこちにふらつくこともない。一応、これでEssayなどの課題はほとんどAだった。

佐藤氏が言うように、まずは本質を捉えていなければ、整理しようにも整理しようがない。
私たちの生活はモノや情報で溢れ返っているけれど、そのすべてに目を通していこうとするとなると、時間がいくらあってもキリがない。ならば、自分の必要としている物事をハッキリさせ、それに基づいて整理をしていくべき。

佐藤氏による情報整理のポイントは以下の3つ。

  • 視点を引いて客観視してみる

  • 自分の思い込みをまず捨てる

  • 視点を転換し、多面的に見てみる

  • さらに、その情報をどう扱っていくかの「思考」の段階になると、さらに次の3つが重要。

  • 自分や相手の考えを言語化してみる

  • 仮説を立てて、恐れずに相手にぶつけてみる

  • 他人事を時分ごとにして考える

  • そして、ただ整理するだけではなく、「何のために整理しているのか?」という問いに対する答えを持っていること。

    すべての整理術は物事の「あるべき姿」に向かって行われなければならないのだから。

    ん〜、なんだかランダムな文章になっちゃったな。ちゃんとアウトラインを作らないと、こんな拙い文章になってしまう…orz

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