2008年6月19日木曜日

書評:『自助論』

まだ半分くらいしか読んでませんが、久々に名著中の名著の匂いがプンプンしてますぜ!!
483797239Xスマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫
Samuel Smiles 竹内 均
三笠書房 2002-03

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この本が初めて出版されたのが19世紀。それから2世紀もの時間が経っているのに、中身は全然古臭くない。まさに、それこそが名著の誉れ高い所以かもしれません。これは古典の部類に入るんでしょうかね?古典というのは、文学であれ、音楽であれ、“時間”という究極の砥石によって研磨された傑作なんですよね。そう考えると、この本はやはり古典。

何度もくりかえすように、われわれを助けるのは偶然の力ではなく、確固とした目標に向かってねばり強く勤勉に歩んでいこうとする姿勢なのだ。
本書には数多くの偉業を成し遂げた人物が、いかにしてその偉業を成し遂げたかが説かれている。著者のサミュエル・スマイルズが英国人なだけあって、紹介されている人物のほとんどは英国人であるが、彼らの偉業はUniversalである。偉業は1日にして成らず。毎日の鍛錬によって、人間の持つ技術、五感、第六感などがフルに活き始め、幾ばくかの時間をさらに経て初めて偉業というものを成し遂げることができる。

そこで大事になってくるのが、時間管理術の概念。
わずかな時間もムダにせず、こつこつと努力を続ければ、積もり積もって大きな成果に結びつく。毎日一時間でいいから、無為に過ごしている時間を何か有益な目的のために向けてみるがいい。そうすれば、平凡な能力しかない人間でも必ず学問の一つくらいはマスターできるようになる。そしてどんな無知な人間でさえ、十年もしないうちにみちがえるほど博識の大人物に変わっていくはずだ。
なんだよ、結局は努力の積み重ねかよ!!

と突っ込まれそうだけど、結局はそこなんだよ。自分自身、“努力”という言葉はあまりにも使い古された感じがして、あんまり好きではないけれど、“努力”を惜しむことはない。むしろ、“努力する”ことは好きだ。
「時間とは消滅するものなり。かくしてその罪はわれらにあり」
世俗の富なら、過去に放蕩の限りをつくしても将来倹約に励めば、それでつりあいがとれるかもしれない。だが、“今日浪費した時間は、明日の時間を借りて埋め合わせよう”などと誰が言えようか?」
この本とはこれから長い付き合いになりそうだ。そんな予感を抱きながら、これからまた先を読み進ませてもらおう。

ちなみに、この本、勝間和代さんの愛読書だそうです。

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