2010年8月13日金曜日

メモ:「無下」ということば

10ヵ月の息子を寝かしつけているときに、奥さんと「むげに」という言葉の使い方について、

「どっちが正しいかはっきりさせようじゃん」

という話になり、いまMacの国語辞典で調べてみた。

むげ‐に無下に冷淡なさま。すげなく。そっけなく。「相手の懇願を—拒む」度外れなさま。むやみに。やたらに。「たれの子とも知れぬものを、—めでいつくしんで居ったげでござる」芥川奉教人の死〉まったくすっかり「聞こえさせてもかひなき物ごりにこそ—くづほれにけれ」賢木〉(打消しの語を伴って)ちっとも。全然。「顔—知るまじき童(わらは)ひとりばかりぞ、率(ゐ)ておはしける」夕顔〉

とあり、僕は

「無下に却下するのは可哀想…云々」という使い方をしていたので、1の使い方に当てはまる。

奥さんは

「それは絶対無下(むげ)」

というような使い方をしており、上記の「むげに」の副詞としての使い方をしていない。奥さんが言っていたのは、「無下」の名詞的活用であり、

む‐げ【無下】〘名形動ナリ〙まちがいなくそれであること。また、そのさま。今は—の親ざまにもてなして扱ひ聞こえ給ふ」薄雲〉まったく問題にもならないこと。また、そのさま。論外。「—の末に参り給へりし入道の宮に」若菜上〉まったく劣っていること。どうしようもないこと。また、そのさま。「自害をもせで、尼公にしてかひなき命生きんと嘆くこそ—なれ」古活字本平治下〉はなはだしく身分の低いこと。「—の者は手をすりて拝む」宇治拾遺一一〉

であると思われる…。

 

まぁ、どちらでも良いことなのだけど、使い方が分からない言葉はちゃんと辞書を引いて確認した方がいいな、と思った。

岩波国語辞典岩波国語辞典
西尾 実

岩波書店 2009-11-20
売り上げランキング : 9889
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

子どもが話せるようになって質問攻めにあったら、すぐさまWebで調べるよりも辞書で一緒に調べたい。

 

0 件のコメント:

Zenback