2011年1月18日火曜日

人はどうして病にかかるのか?

ジョブズが再び病気で休養とのこと。

米アップルのジョブズ氏が病気で休養 CEOは継続:日本経済新聞
アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO、55)は17日、病気治療のために休養すると表明した。
2004年に膵臓がんから奇跡のカムバックを果たし、iPhoneとiPadを世に送り出し、世界中の製造業(と言っておこう )の頂点に立たせたジョブズもやはり人間なのだ、とここに来て思い知らされた。

’04年に見つかった膵臓がんというのは、スタンフォード大でのスピーチでも本人が触れているように、非常にレアなケースで、膵臓がんというのは見つかった時点でもう手遅れというのがほとんどなのだ。



しかし、がんという病は患部を切り取ったり、抗がん剤でがん細胞を叩いても、5年生存率という言葉があるように、転んでもタダでは立ち上がらない性質がある。つまり、がんの再発だ。同じ箇所で再発の場合もあれば、違う場所に転移して再発という場合もある。

’09年にジョブズの休養が報道されたときには、まさにがんの再発だと思った。当時の彼の写真を見れば、激痩せしており、

「もしかしたらがんが再発したのでは!?」


と本気で思った。

しかし、実際のところはよくわからないまま、彼は第一線に戻ってきて、素晴らしいMacシリーズとiPhone、iPadを発表し、Appleは過去最高益を出し続けた。

で、ここに来て再び病気で休養。余計な心配はしたくないのだが、再び元気な姿で戻ってきて欲しい。彼の基調講演を楽しみにしている人々は世界中に溢れかえっているだから。

話は一転するが、実は私の父も現在入院中だ。

私は父との関係がとても良かったとは言えるものではなく、嫌悪の対象以外の何物でもなかった。が、それは主に父の酒癖の悪さから来ているものであり、酒を飲まなければいい人なのである。

しかし、父は還暦を前にしたあたりから持病の糖尿病が悪化し、それを忘れるためのように酒を飲み続けた。否、飲むというより浴びるといった方がいいくらいだろう。それくらい酒浸りになってしまった。そうなると、私との関係はますます悪くなった。

そして、飲酒の常習のせいで肝硬変になり、ますます厄介なことになった。
さらに、先日病院で検査したときには肺に白い影が見つかった。父はヘビースモーカーであったので、この影とは悪性腫瘍、つまり肺がんということになるのだろう。

糖尿病、肝硬変、肺がんと来て、今度は脳梗塞も出てきている。すべての四肢ではないけれど、不都合が出てきているらしい。

これらの病気はすべて本人のこれまでの不摂生が原因になっている。それは言うまでもない。父はこれだけの病気のフルコースを味わってもおかしくない人生を送ってきたのだから。

しかし、人はなぜ病にかかるのだろう?

父のことなど嫌いだと思っていた私だが、さすがにこれだけいろんな病がいっぺんに父の身に降り掛かると、どうにかしてやりたいと思うようになってきた。

もし自分が本来の目的通り、医師になっていたとしたら、父に何をしてあげられるだろうか?

どんな言葉を父にかけるだろうか?

いまの状態からどれだけ回復するかは想像がつかない。回復すら望めないかもしれない。

意識はしたくないが、「死」というものを否が応でも直視せざるを得ない気になってくる。「死」に向かって人は生きているのに、それに対して何の準備もできていない。

病は私たちに何かを悟らせるためにシステムなのか?

0 件のコメント:

Zenback