2011年4月29日金曜日

フランクリンの13徳を知る。

僕が20代のころ、自分がまさか(今年で)37歳になるとは想像もしていませんでした。

 

別に大病を患っていて、明日をも知れぬ命だったというわけではなく、ただ毎日を刹那的に生きていたんだろうと思います…。ああ、思い出すだけで恥ずかしいというか、それが青春というものなのでしょうか…。

 

僕はそのころにはすでに結構な本の虫だったので、東西の書物を読み漁っていたわけです。が、ベンジャミン・フランクリンの自伝を読んでいなかったことに、いまでは後悔しています…orz

 

僕は基本的に物事すべてを肯定的に捉えるようにしているのですが、『フランクリン自伝』だけはもっと早く読んでおきたかった。

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「ようやく自分自身が『フランクリン自伝』を読む人生の段階に来た」

 

というふうに肯定したくないんです。

 

それだけに『フランクリン自伝』から学べることは多い(というか、学ぶことばかり)と思います。

 

そんな『フランクリン自伝』の目玉は、やはりフランクリンの13徳に関する部分だと思います。自分自身、この13徳が気になって読み始めたのですから。

 

では、フランクリンの13徳とはどういったものなのでしょうか?以下に列挙しておきます。

  1. 節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
  2. 沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
  3. 規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
  4. 決断 なすべきことをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
  5. 節約 自他に益なきことに金銭を費すなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
  6. 勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
  7. 誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出すこともまた然るべし。
  8. 正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
  9. 中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
  10. 清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
  11. 平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
  12. 純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これに耽りて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
  13. 謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし。

『フランクリン自伝』松本慎一・西川正身訳(岩波文庫)

僕の心を真っ先に捉えたのは、9番目の「中庸」ですね。自分で言うのもアレなんですけど、肯定的な性格をしているおかげか、僕の生き方は「中庸傾向にあると言ってもおかしくはないと思います。

中庸とは

  1. かたよることなく、常に変わらないこと。過不足がなく調和とれていること。また、そのさま。「—を得た意見」「—な(の)精神
  2. アリストテレスの倫理学で、徳の中心になる概念。過大と過小の両極端を悪徳とし、徳は正しい中間(中庸)を発見してこれを選ぶことにあるとした。

しかし、そこがまったくの落とし穴で、ほんとの中庸ではない…。理不尽なことや憤りを感じると、どうしても気持ちが大きく振れていってしまいます。まぁ、ダークサイドにフォースが堕ちていってしまう…といった具合でしょうか。

 

だからこそ、このフランクリンの13徳は僕にとって、より良く生きていくための指針になるのだと思います。

 

フランクリン自身、この13徳すべてを身につけることはできなかった、と述懐しているので、僕がすべてをマスターできるようになれるかどうかは非常に微妙なところですが、これら13徳を手帳に書いたり、紙に書き出して机の前に貼ったりなどして、常に意識して生活していこうと思います。

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